この講座の2本目(中級編)では、実際に動画素材をストーリー性を意識して並べ、BGMをリミックスしながら映像と音をシームレスに仕上げる方法を学びます。
初級編で行った「素材準備と基本操作」を踏まえ、より実践的な編集へとステップアップしていきましょう。
1. 初級編の復習(0:40〜1:00)
プロジェクトパネルに素材(BGM・フッテージ)を読み込み
クリップをタイムラインに配置する基本操作
今回はここから一歩進んで「映像の並び替え」「BGMのリミックス」を行います。
2. 映像素材の並べ替え(1:33〜4:30)
フッテージ内の MVフォルダ から動画素材を全て選択し、タイムラインに配置
不要なオーディオを削除
リンク解除 → オーディオクリップのみ削除
サンプル動画の流れを意識しながら順番を並べ替え
ストーリー性の重要性
朝起きられない女性
コーヒー豆を入れる → 豆がドリップされる → コーヒーを飲む
頭がすっきり、夜明けが訪れる
自分で撮影した素材を使う場合も、ストーリーを意識して並べると完成度が上がります。
3. BGMのリミックス(4:30〜10:30)
サンプル動画の尺(約32秒)に合わせてBGMを調整
編集点を入れて音楽をカット → 終わり部分を自然に繋ぐ
違和感をなくすために 「コンスタントパワー」エフェクト を使用
音のクロスフェードでノイズを防ぐ
フェード幅は短めにするのがコツ
音源を切り貼りしても自然に聞こえるようにする作業が「リミックス」です。
4. マーカーの活用(10:38〜12:02)
音楽を再生しながら「映像の切れ目に合うタイミング」で Mキー を押し、マーカーを追加
マーカーを目印にクリップを配置すると、音と映像がシンクロしてテンポよく仕上がる
5. 映像カットとショートカット設定(12:02〜16:16)
映像をマーカーに合わせてカット・調整
便利なショートカット設定例:
E:編集点を追加
Q:再生ヘッドから前を一気にカット
W:再生ヘッドから後ろを一気にカット
ショートカットを活用すると編集スピードが大幅に向上します。
6. アクションtoアクション編集(16:25〜19:21)
行動と行動を繋ぐ編集 を意識
コーヒー豆が落ちる → ミルに入る
お湯が垂れ始める → カットを変えても自然に継続して見える
違和感を減らす工夫
フラスコの形が異なる素材は、スケール調整でクロースアップ → 違いを目立たなくする
まとめ(19:21〜最後)
この中級編では以下を学びました:
素材の順番をストーリー性を意識して並べ替える
BGMを動画尺に合わせてリミックスする
マーカーを使って音と映像をシンクロさせる
ショートカットキーを活用して効率的に編集する
「アクションtoアクション」を意識して自然なつなぎを作る
初級編で学んだ基本操作に、中級編での「ストーリー編集」と「音楽リミックス」が加わり、より完成度の高い動画制作が可能になりました。