このステップアップ講座・上級編では、動画に プロの仕上げ感 を加えるためのテクニックを学びます。
扱う内容は次の3つです
- 効果音(SE)の追加
- テキスト挿入と演出
- カラーコレクション(映像全体の色味調整)
1. 効果音を追加する(0:08〜13:56)
効果音の準備(0:33〜4:25)
素材は SEフォルダ に収録済み(商用利用可能・著作権フリー)
無料サイト例:効果音ラボ(環境音・システム音・生活音など)
有料サイト例:Epidemic Sound、Artlist、Motion Array
年間3〜4万円程度のサブスク型で、豊富な効果音を利用可能
編集での効果音の役割(4:33〜5:57)
BGMだけでは物足りない部分に「リアリティ」と「臨場感」を加える
例:
コーヒー豆が落ちる音
お湯を注ぐ音
ドリップのポタポタ音
朝の鳥のさえずり
配置の工夫(5:19〜13:56)
複数トラック(A2以降) に音を配置
音量は -10〜-14dB が目安(大きすぎると不自然)
長さが合わない場合は波形を確認し、音源の種類を選び直す
環境音(鳥の声など)は ペンツールでフェードイン/フェードアウト をつけ、自然な変化を演出
2. テキストを入れる(14:04〜23:24)
基本操作(14:04〜15:56)
横書き文字ツール を使ってプレビュー画面上をクリック
テキストを入力(例:「起きるのがどうしようもなく辛い朝も」)
タイムラインにピンク色の「グラフィッククリップ」が生成
デザイン調整(15:00〜17:41)
フォント選択(例:ヒラギノ明朝Pro)
サイズ調整(目安:50前後)
スタイル調整(W6など太字スタイル)
シャドウを加えて可読性を向上
整列機能で 画面中央に配置
表示演出(18:04〜22:00)
クロスディゾルブ を適用し、フェードイン/フェードアウトを自然に
テキストは無限に伸縮できるため、複数配置も容易
同じデザインは Alt+ドラッグ で複製
商品画像の配置(22:30〜23:24)
最後のカットにパッケージ画像を重ねる
エフェクトコントロールで スケール/位置調整
テキストと画像の端を揃えると、レイアウトが整って見える
3. カラーコレクション(23:30〜31:53)
なぜ必要か?(23:35〜24:23)
無料素材を組み合わせると、シーンごとに色味がバラバラ
全体の色調を揃えることで「統一感」と「映像美」が生まれる
手順(24:30〜25:53)
調整レイヤー を作成し、タイムラインに配置
名前を「カラーコレクション」に変更し、ラベル色で区別
調整方法(26:17〜29:35)
Lumetriカラー パネルで色調整
スコープ表示(RGBパレード・ベクトルスコープ・波形)を確認
色温度・色かぶり補正でバランスを整える
彩度(サイド)を下げ、統一感を持たせる
配置の注意点(30:18〜31:53)
調整レイヤーを 映像クリップの上、テキストの下 に配置
テキストや画像がカラー調整の影響を受けないようにする
まとめ(31:53〜32:17)
上級編では以下を習得しました:
効果音で動画にリアリティと臨場感を加える
テキストでメッセージを表現し、演出効果をつける
カラーコレクションで映像全体に統一感を与える
これで「簡単CM動画」の仕上げが完成です。
初級編〜上級編を通して、一通りの動画制作フローを体験できました。